ポトフとそれにまつわるお話
私が一人暮らしを始めてから、一番初めにポトフを食べることになったのは、夏休みに大学の友達3人とヨーロッパへ行ったときでした。
滞在国はヨーロッパ…
物価が高く、じり貧旅行中の私たちにとってレストランやビストロに入るのはちょっと無理がありました。
そもそも、旅はフランスを拠点として、
日本→中国→フランス→ルクセンブルク→フランス→イギリス→フランス→中国→日本
という順番で3週間の予定だったので、普通に旅をすれば、35万円くらい(たぶん)かかったと思います。
ですが、私たちの旅の予算は上限20万円。みんなのお金の出所は、貯めていたお年玉や親に借金、アルバイトで稼いだお金(まだ1年だからそんなに貯まっていないけれど)…等々でした。
私は、じり貧ごはんで浮かせに浮かせた親からの仕送りのお金と父からの餞別(5万円)でなんとか行きました。4月から9月までのすべての貯めていたお金が飛びました(-_-)
そういうわけで、旅行中は基本的には毎日自炊でした。
その中でもポトフは旅行中にこれでもかというほど食べました。
ポトフの作り方は、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、にんにくを切って茹でて、コンソメ、塩コショウで味付けしただけです。旅行中は塩コショウが大活躍します!
そして、どこの国へ行っても、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、にんにく、コンソメ、塩コショウは必ず手に入るのです。
せっかくヨーロッパに行ったのにおいしいものを食べないないなんて…と思う方もいるかもしれませんが、サラミやチーズ、フランスパンなど、自炊生活だけでも十分おいしかったし、みんな毎食お腹いっぱいになれて幸せでした。
じり貧ごはん万歳!!!